『でんきくらげ 可愛い悪魔』(ネタバレあり)

日曜日にはイベントにて
みんなでタンバリンをたたいてきました。
このタンバリンは10,000円だそうです。


今日は

特集 脚本家 白坂依志夫@ラピュタ阿佐ヶ谷
1950年代後半は、まさに新世代台頭の時代であった。
開高健大江健三郎らが文壇の若き旗手として華々しく登場し、
映画界では中平康増村保造
ニュー・ウェーブの新鋭と脚光を浴びた。

そして、この男もまた――。
白坂依志夫

乾いた知性と、徹底したモダニズム
戦後日本映画を刷新した天才脚本家、その創作の軌跡をたどる7週間。


でんきくらげ 可愛い悪魔

1970年(S45)/大映東京/カラー/83分

■監督:臼坂礼次郎/脚本:白坂依志夫安本莞二/撮影:上原明/美術:間野重雄/音楽:八木正生  ■出演:渥美マリ、笠原玲子、金子研三、草野大悟森矢雄二

「三日か、四日で書いてくれって…。忘れもしない。」

姉を頼って上京した自由奔放な娘・ゆみはミュージカルのオーディションを受けるも不合格。憂さ晴らしに出かけたゴーゴースナックでモデルにスカウトされるが…。渥美マリ主演、軟体動物シリーズの一篇。当時の風俗も楽しめる。

「ネタバレあり」
さすがに映画生活もこのような特集の個々の作品まではカバーしていませんね。。
ところであたしは渥美マリ演じるゆみにやられっぱなしでした。エキセントリックガールに弱いのはもちろん、彼女は知性や勇気もあってある意味誰よりもまとも。目の前の欲におぼれたりしないし、なんでもはっきりいうし、とっくみあいのけんかはするわ、男の股間は蹴るわ。彼女に惹かれない登場人物はいません。スタイルもやせすぎていないのが好ましいし、目の表情なんかぐっときます。ラフなしぐさもたまりません。個人的には色気より愛らしさと若いエネルギーを感じたかな。
ゴーゴースナックの表裏で開いた目と閉じた目が描かれていてくるくるまわるとウインクしているようにみえるディスプレイ、まねしたい。「老いも若きもゴーゴースナック!」とゆう店を今やったらはやるのではなかろうか。イベント企画するので、どなたか場所貸してください。
彼女は墓場でレズビアンとしてのからみやSMまがいのからみをやらされて撮影されたり、アングラ劇団で芝居をするうちにマリファナでまわされそうになったり、マッサージに従事して同僚のあこがれの男性にせまられたり、自閉ぎみの青年のモデルをしながら彼を部屋の外へと導いて恋におちるも彼の母に結婚を反対されたり、広告モデルで活躍するも以前の写真をネタにゆすられたりと、波瀾万丈の3カ月を送ります。姉の婚約者の不埒で甲斐性のない面を暴いたりと活躍も。そして、最後の「平凡じゃなくってごつごつしているからおもしろいんだわ」みたいな台詞に勇気づけられました。
やっぱりおなごは強くたくましく明るくなくっちゃいけないんだわと、つくづくおもうんであった。マリちんのレコードが阿佐ヶ谷で見つからなかったので、TSUTAYAでCD探そっと。八木正生さんの音楽、かっこよくってよく聴く感じなんだけど、どこで聴いたんだろう? あしたのジョー?!ちがう。



ところで最近遠方への移住の話題が多く、とにかくまたもや遠くへ行きたい病。特定の場所の村おこしとか情報発信とかやって2年ごとにまた移動するの。できれば大きなテントもって旅芸人やりながら。特に今はスイスのハングドラムを入手したいので、ドイツかスイスに行きたい。でもそのためには。。とりあえず暇なので、遊んだり、農閑期価格で原稿書いたり企画つくったりします。ご連絡くださいまし。