「不眠予備軍・受診の必要アリ!」

 日々3時間しか眠れないか、1時間睡眠を3セットとかで、眠いのに眠れず、昼間はふらふらもうろうとし、金曜日・土曜日は乗り物内では嘔吐感さえあって、そろそろ限界であった(7〜8時間は寝ないと足りなかったのに)。いっくら腹式呼吸をつとめても、その後、心臓がさらにばくばくして呼吸がぐっと浅くなり、はあはあいってしまうくらいで、パニック障害の症状を思い起こしたりしていた。もう次の駅が待ち遠しくて仕方がなく、次の駅でようやく降車できると思ったとたん、再び胃液がこみ上げる感じ。。


 原因は、多忙な仕事時の習慣と、昨今ずっとさまざまな企画を考えており、なんとなく脳が興奮状態であった。初対面の人も多くいた。また、花粉症の症状も影響しているような気がしていた。それで、顔にはあまり出ないのでわからないと言われるが、体重が上下したりしていた。あとは、なぜかチーズをほっして食べまくっていた。しかもタバコの本数急増中。


 まあ、もともと時々、眠れないことはあるのだけれど、それがここまで長期にわたるのは初めて。それで、以前、人からもらって効果のあった「ネオデイ」という睡眠改善薬を購入してみた。


 成分はジフェンヒドラミンという抗ヒスタミンと書かれていたので、ついでにネットで調べてみたところ、まず、ヒスタミン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3

肥満細胞中に高濃度で存在し、肺、肝臓、胃粘膜、脳などにも存在し、それぞれの生理機能を担っている。(中略)これらの細菌により合成され、食品中(発酵食品、チーズ[10]、鮮度の落ちた魚)に蓄積された、ヒスタミンは食中毒の原因となる。(中略)血圧降下、血管透過性亢進、平滑筋収縮、血管拡張、腺分泌促進などの薬理作用があり、アレルギー反応や炎症の発現に介在物質として働く。ヒスタミンが過剰に分泌されると、ヒスタミン1型受容体(H1受容体)というタンパク質と結合して、アレルギー疾患の原因となる。

神経組織では神経伝達物質として働き、音や光などの外部刺激および情動、空腹、体温上昇といった内部刺激などによっても放出が促進され、オキシトシン分泌や覚醒状態の維持、食行動の抑制、記憶学習能の修飾などの生理機能を促進することで知られている。

とある。


 次に、ジフェンヒドラミンの項では
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%92%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%B3

末梢及び中枢のヒスタミンと競合的に拮抗することにより炎症、気道分泌の抑制、鎮静作用がある。また、イヌやネコでは乗り物酔いの予防薬として使用される。ジフェンヒドラミン塩酸塩(塩酸ジフェンヒドラミン)は主に風邪薬や鼻炎薬など、抗ヒスタミン剤として用いられるが、顕著な催眠の副作用が問題視されていた。一方、その副作用を逆に利用したのがドリエルなど睡眠改善薬(睡眠薬ではない)である。他に、ヒスタミン受容体への競合以外に抗コリン作用があり、口渇などの副作用を示し得る。 1960年代にジフェンヒドラミン神経伝達物質セロトニンの再取り込みを阻害することが発見され、この発見をきっかけに類似の構造を持ちながら副作用が少ない抗うつ薬の探索が行われた結果、現在米国で広く用いられている選択的セロトニン再取り込み阻害薬SSRI)であるフルオキセチンプロザック®)の発見につながった。

 ……なるほどな、と。そして、原因があまりに多く思い当たり。ついでに不眠チェック
http://www.selfdoctor.net/check/2002_07/form.html

不眠度75%
不眠予備軍・受診の必要アリ!

と出たが、ビタミン12を摂取するよう書かれた。そういや肉とか魚とか大豆とかあんまり食べてないなぁ。わたしは異なるが、ビーガンの人は大豆を本当に積極的に食べなきゃいけないな。そういや大豆イソフラボンは女性ホルモンのように働くそうだが、ホルモンバランス崩れてそうな実感があるよ。


と、とりあえず大変勉強になった。今夜からひとまず優先的に生活改善だ。ははは。などとこうやって文章を書いたらまた頭がぐるぐるぐるぐる。。あと、メールよくないね、メール。特に、不快を感じるメールに対する返信文を作成すると、ぐっとまた調子が悪くなる。現在、メールの下書きボックスに3通のメールがある。無理して返事をしようとするのがよくないのだろう、とりあえず出さなくてよかった。あと、不眠チェックの項目に「友人が困っていると手を貸したくなる」というものがあった。手を貸したくならないほうがいいのだろうか。あ!そうか。救える能力が不足しているときに、ぐるぐる考えるのがよくないのかも。自己評価の乱高下もよくなさそう。だから期待されるのも絶望されるのも、とにかくよかろうが悪かろうが評価されるのはもともと嫌いだ。もっと自分はダメ人間とさらにあきらめて受け入れ、今夜こそ眠ろう。で、人には、能力の高い人を紹介するとかしよう。

クオリアとビジョン?

 最近つくづく実感することは、クオリアを受けて人のビジョンがばーっと広がるというのも遺伝的・環境的要因によって決まり、訓練はできるだろうけれどこれも向き不向きの役割分担だろうというようなこと。だから、たとえば創業社長とか●●プロデューサーだとかそういった方々と話すと、頑固でわがままで何の話をしても明確なビジョンがある人が多いということ。だから、そうでない人はそうでない人なりの動き方が必要であり、発想力とか職人気質だとか、すべてはこう役割分担なのですよね。


 役割分担だから、誰もがビジョンをもたなければならないなんてことはなくって、だけど「マイルストーン」を探さなきゃなんてこともなくって、そうか、この目的なら自分の役割はこれだろう、ということでやったらいいと思うんです。で、ビジョンがある人はおせっかいに人の役割まで探すのもうまく、ビジョンがある人にはわくわくとエネルギーとがあるから、まわりの人もわくわくさせる。で、それでもちがうなと、自分の役割はここにあると感じられないなと思ったら、変な義理や「下心」は捨ててかかわらないほうがいいと思うんです。だって、私利私欲を考えて、あとで利用されて捨てられたみたいに感じるでしょうから。わくわくがつづくかどうかは、お互いだったりやっぱり努力だったり忍耐だったりみたいなありがちのあれだとか、エンだとかウンだとかカンだとかさまざまな要因が絡み合うのでしょうね。


 ビジョンがある人の独特なペースというものがあるから、まわりは振り回されたりします。それを不満にも感じるでしょうがいっぽうで人と人とのかかわりからしかチャンスだとかなんだとかは生まれません。ただし常に人は自分の役割を自分自身で見直していく必要があると思うんです。目的はたいがい何か大きなことなんだと思うんです。その大きな目的に向かうなかで、目的を意識するしないにかかわらず、わたしやあなたは満たされていくような気がするんです。これを「目的」であるとみいだし、そのためのビジョンをもつ人がリーダーです。権力なんてちっぽけなものが必要な場所など、どこにもありません(イラッとするからほしくなったりはするだろうけど、これを放棄することが大事。放棄さえすれば永遠に自由)。


 わたしはとにかく有象無象を集めるとよく人にいわれ、そのためにトラブルも多いです。はっきりいって。なんだけど、集めることはマイナスじゃないと考えられるので、どうにかやってます。だから、離れていく人がいたって、まったくかまわないです。その人だとかなんだとかの意志とは無関係にその人をどうこうしようとか、よっぽどのことがあっても、なかなかまったく思わないです。面倒くさいので。喜びをわかちあえる人に感謝します。人の孤独なんてものは、人がまわりにいさえすれば癒されるような軽々しい?ものではないと個人的には考えているし、だからなんだとも思うし。別にいいじゃんと。だからこそ、喜びをわかちあえるということには、奇跡的な価値があるのだと思う。それは、誰とでもというわけにはいかない。この奇跡を起こすなら、あなたもわたしも大事なことだけは伝えあわなければいけないのだと思う。大事だと思う内容は人それぞれですけど。わたしはあなたやわたしのエネルギーをエコ活用?します。よくゆう「化学反応」が起きれば、一緒に奇跡に向かうだけです。道のりはたいがいは遠いので、場合によっては(ご縁があれば?)長らく楽しめますよ。やじさんときたさんです。


 矛盾が多いように読めるかもしれませんが。
 というわけで、どうですか?(何が、って?)

「2001年宇宙の旅」も100円でした。。

2001年宇宙の旅2001年宇宙の旅 (1968)

【監督】
【出演】ケア・デュリア / ゲイリー・ロックウッド


★★★☆ [70点]「ファンタジーとリアリティを美的感覚でコントロール

これも、ようやく観た。最初は集中できなかったが、生活感のあるリアルなディテールに引きつけられはじめてからは、没頭してみた。Wikipediaを読むと、さまざまな物語が広がって楽しい。



個人的には、HALが「デイジー」を歌いながら。。のシーンがいちばん好きだ。



SFにそれほど関心が高いわけではないけれど、こうしたものは、設定によってすべてが想像の世界のなかにあって、本当にディテールが楽しい。キューブリックはファンタジーに寄りすぎることなく、リアリティとのバランスを美意識・センスでもって保つのがとても美しく楽しくてよい。



気になったのは、チキンとハムのサンドイッチみたいなものを食べるシーン。前の食事のシーンではストローをさした飲料が並べられた箱は手を放すと宙に浮いていたが、このシーンでは、登場人物が投げ置いたサンドイッチみたいなものが浮いたりしない。なぜだろう。わたしの誤りか。



みえないものをみえるものにする映画はすごい。ひとりキューブリック特集やろうかしら。


Posted by moons11dec on 2010/02/13 with ぴあ映画生活

「時計じかけのオレンジ」TSUTAYA阿佐ヶ谷で100円レンタルでした。。

時計じかけのオレンジ時計じかけのオレンジ (1971)

【監督】
【出演】マルコム・マクダウェル / パトリック・マギー / ウォーレン・クラーク


★★★★ [80点]「選択の自由や思考を奪われるのはイヤ。」

時計じかけのオレンジ」を初めて知ったのは、実は小学生か中学生時代に渡辺美里の「時計じかけのオレンジより君を理解するのは難しいこと」という歌詞によるものだが、曲名を失念。そこから25年(!)ほどの時を経て、ようやく観た。難解とは思わなかったが、たしかに細部をつきつめきれてはいない。

デストピアをテーマとして描かれているともいわれているようだが、それについては納得。わたしはずっと「人間」とは、「生きる」とは何であるかを考えていた。

牧師の台詞などでたしか、選択の自由を奪われればそれは人間ではないというようなものがあったように思う。それはそのとおりであると思う。また、個人的にもずっと、善悪、悪に対する処罰などというのは揺れ動くものであって、絶対のものであるとはほんの部分においてさえもいいきれないものとしか思えない。

ラストシーンはラストシーンで、【中略】という感じになっている。少なくともわたしは、選択の自由を奪われたり思考を奪われるより、存分に意識をしたうえで過ちだとかよからぬものに荷担したり他人に利用されたりするほうがマシだと考える。





ちょうど最近読んでいる『ローリング・サンダー』のなかの台詞が、真実というもの、ほんとうのことというものがあるとするなら、それに近いものではないかとわたしには思われる、というところで引用して閉じたい。人は、歴史は、さまざまな価値観だとかイデオロギーだとかの間を振り子のように揺れ、行きつ戻りつしているとわたしは思う。「われわれは彼らのクラブを好まないし、そんなものに入りたいとも思わない。本当にそれが良いクラブであるとすれば決して入会を強制したりはしないものだし、われわれのクラブのことだって、そのままに放っておいてくれるはずだ。いわんや他の国に住んでいる人たちのやり方にいちいち口や手をはさんだりはしないだろう。誰にでも自分のクラブというものがある。そしてそれがかりに悪いクラブだとしても、やりたい奴にはとりあえずやらせておくしかない。人間はそうやって自分の生きる道を学ぶものだからだ。しかし言っておくが、良いシステムが自らを拡大しようと試みることなどありえない。なるほど人々の力になることは悪いことではないが、システムを拡げようとすることは間違っている」


Posted by moons11dec on 2010/02/12 with ぴあ映画生活

『三人三様』『歴史を紀行する』『1Q84』

いいかげん図書館返却せねばついでに1Q84もあわせてメモ
http://imayomi.jp/home/index/lotus_eater
「ネタバレ」もクリックで読めます。
どれか読まれた方、感想聞かせてor読ませてください。
わたしは村上春樹以上に土門拳が好きです。
ところでBOOK 3も読むべきなんでしょか。


1Q84 BOOK 2
著者 村上 春樹
ISBN 9784103534235
出版社 新潮社

1Q84 BOOK 1
著者 村上 春樹
ISBN 9784103534228
出版社 新潮社

三人三様 (1977年)
著者 勅使河原 蒼風
ISBN B000J8VTD0
出版社 講談社

歴史を紀行する (文春文庫)
著者 司馬 遼太郎
ISBN 9784167105228
出版社 文芸春秋


さて今から、あっちからこっちへとお金を工面せねば。。
自転車操業、綱渡りだぜ。