1. Orquesta Nudge!Nudge! 2. NHK「従軍慰安婦報道」勝訴で考え

  • Orquesta Nudge!Nudge!

 久方ぶりなる新宿ピットインにて、Orquesta Nudge!Nudge!のライヴを聴きに。ついでに紀伊國屋書店に立ち寄って週末会合用に『蟹工船』(何カ所に山積みされているのでしょうか!新潮社版)と『自殺ドミノ』石原行雄(晋遊舎ブラック新書)を購入。
 Orquesta Nudge!Nudge!今回は11名、ですね。打楽器のみのアンサンブルです。ドラム、ビブラフォン、コンガ、ボンゴ、ティンバレス、シェケレなどのラテン打楽器、ジャンベ、ジュンジュン、ブーガラブーなどのアフリカ打楽器、パンデイロ、タンボリン、大太鼓などのブラジル打楽器、スリットドラム?、ウッドブロックなどのウッド打楽器、トリニのスティールパン、ドラ、きりがないからもうやめますが、あふれんばかりのパーカッション。音楽の原点を感じて開放されつつも、変拍子ポリリズムの嵐。これが快感を呼ぶのです。特に体調を崩していらっしゃったという岡部さんのキレっぷりにしびれます。休憩時間に会話に挟まれていたら、当時あたしが習っていたパンの教室の方々がいらっしゃっていて、高田さんのパンはパンヤード製で園部さんのところで調律していることを耳に。先日ご本人にお聞きするもよくわからなかったので、得したような気がしました。マレットが短いとおっしゃっていましたが、たしかに短めのものを使っていらっしゃる気もします。自作なのかも。とうとうナッヂのライヴには打楽器関係の方が集結するようになったのかしらなどと考えつつ。
 芳垣さんのお話によれば、近年打楽器周辺ではブラジル、アフリカ、キューバの音楽がもてはやされて?いるんだとか。でもメンバーの方々の出自はヘヴィメタ、サイコビリー、パンク。。と多種多様だそうです。我がバンドでもぜひ、コアな民族音楽をやりたいのですが、三味線がいるのでやはり民謡ダンスミュージックかなと、上のタイ料理屋にて。最後のお茶のカップがとても気に入って2つ購入。お茶も買いたいと伝えたら売っていないのに少し分けてくださいました。帰り際にいただいた飴も美味。
 ところで同行者が「好きな人が出てるよ」と新聞を見せてくれたら松本哉さんだー。けっこうご近所で、「商品が使えるかどうかのお試しのため」白いテーブルでアイスクリーム食べてたり、竹馬に乗ったりしているのもすばらしい。やっぱり彼をみならって、楽しくポジティブにつながりながら活動をしてゆきたいもんです。

  • TV

 今夜はテレビを観ていた。フェミングウェイが初恋にやぶれたからこそ多くの名作が生まれた、とか、Charaの「やさしい気持ち」は「旦那ちゃん浅野忠信とけんかしたときにつくった歌」という話もありやはり彼女の歌はいいな、とか、そんな。
 気になったニュースはNHK「従軍慰安婦報道」勝訴で考えるマスコミに泣き寝入りしない方法。取材する側としては、作り手の意図というのはできあがるものに含まれて当然であるとは思う。ただし、取材を受ける側は自分たちがよかれと思ってこの個人情報保護法がうるさいほどにしっかりしてセキュリティとヒステリックに叫ばれる時代であるにもかかわらず協力しているわけで、「話がちがう」というのは本当にこわい。やはり「訴訟時代のために証拠を残す」なのかもしれないが、少額訴訟経験者で日本の司法に絶望感を抱いたあたしとしては、もう絶望感にあわせて頭をも抱えざるをえない。
 で、しかもこの記事を読むと、はじめはNHKじゃなくって制作会社に責任がかぶせられて、「政治的圧力」ってなったらヤバいからNHKが今度は「そうじゃなくってうちらが悪いんです!」っていいだして、で結局、市民団体「『戦争と女性への暴力』日本ネットワーク」(バウネット)が泣き寝入りさせられる流れになっているわけでしょう。
 これはもう表現の自由とか以前の問題で、本当に朝日にがんばって暴いてほしい! 先日、週刊金曜日従軍慰安婦問題」の阿佐ヶ谷ロフトのイベントを拝聴したばかりでもあり、まったくもってこの国のこのあたりのテーマに対する姿勢はヤバいよ。本当にこんなんだったらさー。メディアについての問題としても、先日インタビューにこたえた一個人が企業にうったえられたりとかさー。あったよねー。どうかんがえたっておかしいでしょ。こうなるとやっぱり当事者が情報を発信するしかないのかにゃー。いやはや双方に対する自戒もこめつつで読んだわけなんだけどね。。
 先日、仕事の打ち合わせで、未来の日本の像に関する、少子化対策についての驚くべきアイディアを聞いた。たぶん変わらざるを得ない。よくもわるくも。