JOY DIVISION ジョイ・ディヴィジョン

JOY DIVISION ジョイ・ディヴィジョン (2006)

【監督】グラント・ジー
【出演】ニュー・オーダー / トニー・ウィルソン / アントン・コービン


★★★★☆ [90点]「どうにかなりそうで、どうにかなってしまいたかった。」

 ニュー・オーダーの前身バンド、ジョイ・ディヴィジョンのヴォーカリストイアン・カーティスが23歳の若さで自ら命を絶ったことは、ここにも書かれており、よく知られた「ストーリー」である。パンフレットにアンダーカバーの高橋盾さんが書いていらっしゃるように、私も「行き場を失った心情と魂」を「自分のことのように感じ取」った。鑑賞しながらその気持ちを言葉にしてみたものを、このレビューの「見だし」にした。

 ジョイ・ディヴィジョンの音楽もイアン・カーティスの生き方も、深い闇に包まれながらあまりに美しい。これがニュー・オーダーと重なりあうシーンには目頭が熱くなった。もっともっと生に真摯に向かいたい、たとえそれが人には痛々しくみえようとも。そう思った。


Posted by lotus.eater on 2008/05/24 with 映画生活



埋めこみがうまくいかなくなってしまったので、YouTube動画をリンクで示しておく。
Joy Division LIVE 9-15-1979 transmission&she's lost control