僕らが旅に出る理由はある子どもがくらげと蛇の犠牲になったから。

井の頭のカフェのデザート

観た映画は
役者 荒木一郎の魅力
ネオンくらげ

1973年/東映東京/カラー/67分

■監督・脚本:内藤誠/撮影:飯村雅彦/美術:藤田博/音楽:三上寛
■出演:山内えみこ、川村真樹、片山由美子、小林千枝

夜の盛り場新宿を舞台に、勝気に生きる女たちを描いた青春映画の佳作。荒木は二人のホステスの間で右往左往し自滅するヒモを好演。ヒロインを演じた山内えみこは、あどけない表情と豊満な姿態のアンバランスさが魅力で、当時絶大な人気を誇っていた。


招待券使用で(10回観たから)
まむしと青大将

1975年/東映京都/カラー/91分

■監督:中島貞夫/脚本:高田宏治/撮影:赤塚滋/音楽:広瀬健次郎
■出演:菅原文太川地民夫緑魔子、三島ゆり子、川谷拓三、室田日出男

文太、川地のコンビで人気があった「まむし」シリーズ最終作。荒木扮するイカサマ麻雀師と川谷の「青大将」コンビにソープ嬢緑魔子も加わり、一億円を争奪すべく三つ巴のコン・ゲームが展開される。騙しあいの末に突発的な死を遂げる荒木が印象的だ。
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もう荒木一郎の、薄っぺら風な役回りにもかかわらず深く甘い瞳に恋してるといっても過言ではない。携帯の待ち受けも荒木にしてみたが、開くたびにかなり恥ずかしい。友人には、「人に見られたら、ずいぶん渋い彼とつきあってるなぁて思われるよ」といわれた。彼が登場するだけで微笑ましい。


あとは1,000円チケット使用で
http://d.hatena.ne.jp/images/admin/markup_url.gif「BOW30映画祭」シャンテ シネにて一挙上映!
サクリファイス
OFFRET/SACRIFICATIO

上映日 8/2(水) 10:00〜/1:00〜/4:00〜/7:00〜

監督・脚本:アンドレイ・タルコフスキー
撮影:スヴェン・ニクヴィスト
出演:エルランド・ヨセフソン/スーザン・フリートウッド/アラン・エドヴァル
1986年・スウェーデン映画・149分(BOW公開1987年)

★1986年カンヌ映画祭審査員特別大賞・国際映画批評家協会賞・エキュメニック賞・芸術特別貢献賞
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予告編
愛する人々を救うために自らを犠牲にささげる…。
核の不安が日常と化した現代、主人公アレクサンデルは言葉が発せなくなった息子に<生命の樹>を育てつづけることを教え、自らの狂気を賭けて神と対決する・・・。「サクリファイス」(犠牲)は、故国ソ連(ロシア)から事実上亡命をしたタルコフスキースウェーデンで完成し、遺作となった、無限の美しさの傑作。
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開演直前にエレベーターガールになってしまった。そして、注射のシーンであたしにも麻酔だか精神安定剤が打たれた。これがmyサクリファイス。「詩とはなんであるか、詩的であるとは」てなことを考えていたはずなのに、真ん中ぶっ飛んだ。大きく息を吸ったことは確かだが、いびきをかいていなかったかが気になった。


さらに早稲田松竹ある子供
も観たが、嫌な気持ちになったという意味ではこの映画の意図はあたしに伝わってる。暗い想念にとりつかれた。


観たライヴはマーガレットズロース。ぺぺちんと。1年半ぶり。泣きそうになったり笑ったり熱い気持ちになったりやさしくなったりしながら。彼らの音楽があったら、素直じゃないことには友人らからも定評がある僕でさえ、ちょっぴりだけ素直になれる。「もっとたくさん話そうよ」だったかなんだかをタイトルにしようとした曲、タイトルが長いといわれ、リズムが「どどど」だから「どどど」(アルバムタイトルは「DODODO」)にした話とか、後でブログで読んだ「やめた後から金井くんに聞いたことだけど『最後までこの3人の中には入っていけない気がする』というのがバンドを去ったひとつの理由だったらしい。でも、今回一緒に演奏できてほんとにうれしいよ。金井くんありがとう。」みたいなのもひしひしと感じた。互いの感情の振れ幅を(我々観客も含め)みんなが感じあってる。そんなやさしい空間だった。でも、ドリンクの長蛇の列の正面で思いっきりこけたのはショックだった。「まだ引きずってる。かわいそうじゃない?」とぺぺちにいったら、「かわいそう」といってくれた。でも、感想をちょっぴりでも伝えられてよかった。ほんとはもっともっと感動したんだ。

ネオンホール

ネオンホール

ネオンホールを買った。CDとDVDのセット。すばらしいに決まってる。ぺぺちは「斜陽」が好きだといってた。あたしも好きだ。「ベイビー」も好きだ。ほんとはぜんぶ好きだ。


あとは、善福寺川沿いでスティールパンでバンド(?)練習をして録音して(ブルース)ハープのおっちゃんとちょびっとセッション?したりとか、ゴミ捨てのついでに図書館でまたいっぱい借りたりとか、吉祥寺ハモニカ横町で1,000円バイキングランチと井の頭公園でタイ料理とか阿佐ヶ谷駅前タイ料理「サワディー」に行ったりとかもした。


今年も松屋星野道夫展にも行った。
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どんな植物も何かの力をもっている。
もしその力を得たければ、心を静かにして近づいてゆくこと。

想い続けた夢がかなう日の朝は、
どうして心がシーンと静まり返るのだろう。

最後に意味をもつのは、結果ではなく、過ごしてしまった、
かけがえのないその時間である。
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道夫展は3度目で、今回は混んでいたし泣かなかった。正月の千葉で貸し切りに近い状態で観たときがいちばんよかったな。でも、いつも、「生きてる、それだけで不思議、それだけですばらしい」ちゅう心境に自然になれる。ポストカードとカレンダーを買った。


あとは、あちらこちらのCafe Miyamaで仕事してます。ルノアールの丁寧さと上島珈琲的な(どっちが先だろ?)居心地の良さというバランスの共存でお気に入り。実は、携帯が充電できて、無線LANがつながっているかネットカフェがあれば、取材と打ち合わせだけ東京で、あたしはどこでだって仕事の作業ができることに気づきはじめた。とりあえず関東近県からでも、やってみたい。夏なら野宿も可能だろう。ホテルライフや世界のアパートメントめぐりの作家のように?!フジロックの主催の方はジープさえあれば家はいらない(家族もいらないとはいってた)といってたが。今の家も好きなんだけどね。夢は枯れ野を駆け巡る。