電車と古書と映画の日。

大正浪漫棚

日曜は大正浪漫な棚を受け取り、新宿でルミネ地下で買った握り飯を喰らいながら、デッキの脇からモッティをずっと抱いたまま、行き交う電車を飽かず(モッティがな)眺めていた。帰宅後にひたすら部屋を片づけて棚に物をつめこんだらつめすぎた× こうしたものは極力つめこまずに美しく見せるものだと思う。あたしはつい、美を崩すほどに実用を持ち込んでしまいがちなんである。


 で、いつものごとく古書店に立ち寄り、「棚に似合う背表紙」をコンセプトにすることを思いついてしまった。単に100円コーナーの筒井康隆はまぞう筒井康隆が1冊も出てこないなんてことがありますか?!)『エンガッツィオ司令塔』(文庫)を買おうとしただけだったのに。。
 で、さんざ迷った挙げ句、やっぱり金子光晴しかない!ちゅう気分になり、どうしてもほしくなった詩集『落下傘』を。ついでにと自分言い訳に、背表紙の美しい藤沢桓夫『花粉』まで。。現在棚の最上段手前特別スペースを確保していますが、はっきりゆうて、手前の燭台や置物に埋もれてます。。