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二度目の都電に乗って
ひとりぷらぷらと染井霊園
墓参り。
適当に方角を見定めて
歩いたら着いた。

隣の慈眼寺の
芥川や谷崎の墓はすぐにみつかったが
光太郎と智恵子の墓がなかなかみつからず
カメラ屋の店員であるところの
あたしの先生の指導に従って
絞りのレッスンを中心に
いろんな写真を撮った。
けっこう広かったので
なんだかとってもいっぱい歩いた。

巣鴨でどら焼きを買い食いし
創業40年の店で
日替わり天丼を食べて帰路へ。

洗濯物をたたんで
スティールパンのレッスン。

先ほど『のんきな姉さん』の映画
（七里圭監督）を
見終えた。
設定としては弟がいる身として
受け入れがたいものがあるが
これなら理解できる。
特に
「言ったってわかんないよ」とか
「さびしいというのとはちょっとちがう」とか
機微とか
ラストとかも。
大森南朋の役は物足りなかったが
三浦友和が非常にいい味を出していた。
ちょっとファンタジー、幻想的だったりもしつつ。

監督がインスパイアされたのが
漫画はもちろんだが
あとは唐十郎と
鴎外の『山椒大夫』だそうで
あたしは山椒大夫の子供向けの書き直し
『あんじゅとずしおう（安寿と厨子王？）』が
小学校の低学年の頃大好きで
図書館から借りたまま
長らく教室の棚に置いていたっけ。

先日見た『アトミックカフェ（アトミック・カフェ？）』
のほうが、ぜひ観て欲しいが
（メディアのコワサ、情報操作、ブラックユーモア）
これはこれであたしはとても理解できたのだ。