戯れ言ざれざれ。

 不穏です。月のせいでしょうか。それとも雨のせいでしょうか。
 地球の裏側で起こっていることも、自分と無関係なことではないとかなんとかなんかで読んでもそのとおりと思うあたしは、つながっているという思想を好むだけなのかもしれないけれど。
 暗いニュースの意味を探しそうになったり打ち消したりしながら、周囲にお節介を焼く。興味本位と思われても仕方がないような思いつきと行動力不足なんだけど、お隣さんを救えないようじゃぁ、今まで救ってくれた人たちにも申し訳がたたぬではないか。シニタイと電話をもらったらすべてを擲って駆けつけて、その日にその彼女に差した魔を祓っていたのだ。
 帰宅後に胸と鳩尾の奥が暗くって寝てしまい、さっき起きたらメールが入っていた。経過は聞いていたのだが、とうとう全身にまあ拒否反応が出た友人から。強い思いこみで自分にできることがあるような気になりやすくなったあたしは、その子の家と携帯に電話を入れてみたが、留守電だった。たぶん、寝込んでリセットしてるんだろう。
 誰かを支えてると思い込むことは、うれしいし、自分に沈む感じを紛らせられるからいい。「母の強さ」と似ているのかもしれない(まったくそんなにすばらしいものではないんだけれど)。まあ、満足できるんなら、自己満足でいいんだ。でも、なかなか満足できないんだ。結果を望むからね。やっぱり。
 打たれ弱いくせに逞しい(と自分では思う)。
 オーバーフロゥがいろんな人たちのおかげで軽減されはじめた突然に。バランスを取り戻さねば。優先順位の問題で、それはきちんとやっているのかもしれないけれど。今日は、けれどが多いなぁ。先日喫茶店で、友人に仕事のサンプルを見られ、「いっつも何いってるかわかんない文章を書いてるのに、ちゃんとしたのも書けるんじゃん」といわれた。わかりやすさがコンセプトの仕事文ばっかり書いてると、バランスが悪い。乱れる。あたしのなかのモヤモヤが、誤魔化されてしまう。インプットも最近不足している(つまり、じっくりひたすら本が読みたいだけです)。いろんなときがあるから、そのときどきにしか感じられないことを感じていればいいとは思うんだけど(また、だけど、だ)。
 無力感に苛まれたり打ちひしがれると危ないので、雨音に耳を傾けながら、本を読んで寝ます。ところでおとなりアンテナとか、おすすめとかで読みにきてくださる方々の日記を読んだりしていると、自分がここに明記していないところでも繋がっていたり、よくおんなじ方と人の家ちがった日記の背後で繋がっていたりして、好みやスタンスやなんやかやの傾向、てのってあるんかにゃあと啼いてみたりする。
 前回の妙な書きなぐりにより、ご心配をおかけしてすみませんとかありがとうとか。あたしは特に具体的な悩みはありません。気質と自業自得以外には。では。おやすみなさい。荒行の夢を。