ジェンダーと日常生活

 比較的解放されていると(?)自負しているあたしだが、先日の友人男性Bの爆弾秘密告白(!)には、らしからぬリアクションをとってしまった。
 その告白の内容とは、「トイレでは、常に便座に腰掛けて排泄し、その後必ず拭く」というものである。あたしは「えっ? 本当に?! あたしの経験統計学(?)上、かなりレアでは」と反応したところ、「あるデータでは、同様の男性が4割はいるとのことだ」と反論された。いつからかを問うと、幼少期からと言われた。
 そこであたしは、幼少期以来の親の教育に秘密があるのではないかと考えていろいろたずねると、やはり次男であるBは女の子の服装をさせられたり、ピアノを習うなど、母親の娘へのあこがれを反映されて育てられたという話になった。
 前出のデータが怪しい気がしてならないことを含め、まあこのような話の流れにしてしまうからには、あたしにも実は「男性はかくあるべし」という先入観・偏見があるのだなあと思わずにはいられなかった。


 あたしは10代の頃、スポーツ刈りにして運動部に所属していたことがあることは以前述べたことがある。これはまあ後年、個人的な環境の都合により女性性を極力捨て去っていたのだろうと自己分析した。その後、親しくなる人には「おんな、だな」と(男女問わず?)いわれることもあるが、その言葉が示す意味はオレにはわからねぇ。


 性差というものは当たり前にある部分においてはそのままに受け入れ、場合によっては生かすこともできるとは思う。ただし、130カ国中、性差の少なさで98位になってしまっている日本に暮らすにあたり、性別への先入観・偏見はないほうがいいと考える。なくなるほどに、性差もなくなっていくだろうから。日本が98位なのは、家族制や男尊女卑の歴史とか、いろいろあるんでしょうね。女性は男性を立て、男性に尽くすべし、という。最近では主夫と大黒柱の妻、なんてゆう理想的な家庭が多くあるようで、あたしも子どもに「お父さん、この人誰?」なんてゆわれてみたい。ただしこれは日本では、よほどある種の進んだ考えをもち、ちっちゃなプライドにしがみつかずにいられる男性と、金になる仕事でばりばりもうけられる妻というカップルでなければなりたたない。だから、現時点での理想は、なんでも半分半分かな、などと夢想。


 ところで、「トイレでは、常に便座に腰掛けて排泄し、その後必ず拭く」という男性の方がいらっしゃったら、ぜひ、教えていただきたい。そんな男とおつきあいする機会があったら、絶対に見学させてもらいます。後学のため。あたしは女性的な男性が好きです。などと肯定すれば、先入観・偏見ではないと感じるのですが、いかがか。いや、本気でね。女性で立ちションする、って人もいたようないなかったような。。ほかに書きたいこと、書くべきことがたくさんあって、多忙で体調最悪のなかでも何度か下書きしてたのに、これでアップさせていただきます。


 とかなんとかで調べたら、ネットで「最近の若い男性は便座に腰掛けてオシッコする」などというフレーズがっ! 時代はかわっていたのですね。。どちらでもしやすいほうでいいと思います。まわりが汚れるかどうかなんて、それこそもういっぽうの糞食らえ、です(品がなくてすみません)。