目黒のSUNまつり・お江戸日本橋亭・向島百花園・落語のことば

 昨日、9月14日。10:00目黒駅集合直前に目覚め、取り急ぎ支度をして向かう。フォトグラファーSさんと合流し、目黒区の「目黒のSUNまつり」へ。長蛇の列に並びつつ、ご近所からいらっしゃったおばあちゃんとずっとおしゃべり。遅刻組のEちゃんに食べ物をオーダーしたら、かにパンとおむすびが。ほおばりつつ並びつづけるも、本気の3時間待ちと気づき、1時間で撤退。ほら、ディズニーランドとかって、3時間待ちとかいって1時間半くらいだったりするでしょ? でもここは、ちがったのだ。食べ損ねたさんまはこちら。
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080914_1152~02 posted by (C)lotus.eater
 定食が販売されているという噂があったが見あたらず、汁も長蛇の列で断念。なぜかかぼすを購入してかぼすのジュースを飲んだり、買わなかったことが悔やまれるネギのポテチを食べたりして。
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 その後、お江戸日本橋亭へ。ライターさんのお誘いに乗って。玉川大福さん&曲師玉川みね子さんによる浪曲不破数右衛門の芝居見物」は、なかなかわかりやすく、浪曲木馬亭以来2度目のあたしでも楽しめた。桂歌之助さんのイタリア行脚?噺は涙が出るほど笑った。落語「軒付け」は上方のもので、浄瑠璃を習い始めた人と三味線の紙屑屋のテンさんに爆笑。その後の踊りもとてもすてきでした。ゲストの都家歌六さんによるのこぎり音楽は、個人的には本日の本命でして、今までにもミュージカル・ソウの演奏は何度か目にしたことはあるものの、弓は部分的にしか使わず、あとはのこぎりをゆがませたりしならせたりふるわせることで音を奏でるさまがとてもよくわかった。本当に「魅惑の」音でした。最後の歌之助さんの落語「くっしゃみ講釈」もあまりにリアルで、同じ顔になって聞いてしまいます。あたしは、ドリフ世代なので、くるぞーとわかってそれが爆発するような展開は大好きなのです。
 小諸そばでそばと豚カルビ丼のセットを平らげ、Sさんと別れて向島百花園へ。お月見の会に、入場料150円で参加しようというわけです。園内にはさまざまな花が咲き、なかでも萩のトンネルがとても美しゅうございました。言問団子を食べながら琴の演奏を聴き、いい加減な俳句を考えてはEちゃんにイラストをつけてもらったりして遊んでおりました。
 最後に、どうしても目黒で逃したさんまか、落語に出てきた鰻の茶漬けが食べたくて、ちよだ鮨でパックのさんまとあじの寿司を購入。東向島の反対側のホームベンチに座って月を愛でながら、いただきました。そして、帰りのホームに移動して、帰路へと着いたのでございます。
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美しい落語のことば読了。返却のための覚え書き。ほかに読み終えた書籍等については、また後日。
著者の好きな歌「抜いてあげたいおまえの口に、女殺しの舌がある」
「遊女は自分の口で火をつけた煙管を、格子の間から客に差し出して『吸い付け煙草』のサービスをするのだ。」
「イヤだなァと思ったら、酒と女をちょっと考えろ。なァ? うん、どんなつらいことだって、我慢のできねえことァねェんだから。(羽織の遊び)」
「『おまはんのとこィ行って、おまはんの用がしたいのよォ、いいでしょ』ときやがる。(お化け長屋)」
「花魁目当ての客を、唄と三味線だけで惹きつけるのだから。」
「入り山型に二つ星」=最高ランクの花魁
「甚助」=やきもちを焼くこと
「トォンと来る」=気持ちが傾いた、好きになってしまった
「達引(たてし)きの強いところ(酢豆腐)」 「達引(たてし)き」=意地を張って、物事をやり通す 江戸っ子職人の心意気
「味噌をなめる、塩をなめる。すごいのになると、『親指嘗めたって一升ぐらいいく』」
「人間五十年。俺のやりてぇ事をやって生きるまでの事だ。手前達木偶の坊に、意見をされてたまるものかいっ。大べらぼうめぇっ!(やんま久次)」
「いいか、人の前に出たら銭金の事で恥をかいちゃいけねえ。(突き落とし)」江戸っ子=金がない
「あたぼう」
「勇み肌・鉄火肌・伝法肌
「ついでに、枡の隅を前歯でぎゅっと噛むと、古くからしみこんだ酒がじわっと出てくる」三代目金馬「居酒屋」
「劣るとも勝らない」
「かつて毒蝮三太夫がシャレで『湯屋番』を演じた後、次の出番の柳家小三治が、同じ『湯屋番』をやり始めた。(中略)違う川柳を選ぶのに苦労する小三治を見ながら、客はやんやの喝采だったという。」
「おいでンなったらいいでしょう。お祭りがお白粉つけて待ってんでしょうから。(佃祭)」
「火焔太鼓」バカメ、バカガオ、メトロ
「まあおまえさってェ人は、なんて親切な人なんだろ。親切の国から親切を広めに来たような人だよ。(三枚起請)」
「かしわもち」=「一枚の布団を二つ折りにして、柏餅のように、くるまって寝ること。」小さんの「狸」
権八」=プー太郎
「左平次」=出しゃばりで、おしゃべりで、差し出口をきく最悪男。
「随徳寺」一目山〜「山号寺号」
「総仕舞」「冨久」
「万八」「千三」
「目千両」
「縁は異なもの味なもの、つまずく石も縁も端くれ」
「冗談言っちゃイケねえ」の冗談オチが続いて客から「冗談言っちゃイケねえ!」
「江戸っ子は 五月の鯉の吹き流し 口先ばかり腸はなし(三方一両損)」=「あれこれ憎まれ口をたたくけれど、ハラには悪意もなく、さっぱりとしている。」
「烏カアで夜が明けて」言い忘れると「烏を鳴かせたほうがいいよ」
「欲深き 人の心とふる雪は 積もるに連れて 道を忘るる(夢金)」
「油卵(あぶたま)」=「油揚げを細かく切り、卵をかけて甘く煮る。油揚げの卵とじ」
「春永」「はんちく」「半テレツ」
「おいおい、こないだのタレ、もうカイちゃったのかい?」
「ふら」