国宝 薬師寺展 ほか @ 東京国立博物館

 8日の日曜日、梅雨の晴れ間を満喫すべく、平城遷都1300年記念「国宝 薬師寺展」最終日に行ってまいりました。
 でもなぜか手前の氷の展示に心惹かれて足止め。

西郷さんとワン。


ずっと帰りまでもおどりつづけるフィフティーズな面々。音楽はロカビリーてんでしょうか。寝そべって見学する外国人の方もいらっしゃったりして。

 まあそれはともかく。

 薬師寺は、天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒を願って天武天皇9年(680)に創建を発願した由緒ある大和の古寺です。はじめは藤原京に伽藍が造られましたが、養老2年(718)に平城京に移されて現在に至り、平成10年(1998)には、ユネスコ世界遺産に登録されました。薬師寺には、金堂の薬師三尊像や東院堂の聖観音菩薩立像などをはじめとする名宝が、大切に保存されつづけ今日に伝えられています。

 本展覧会は、平城遷都1300年を記念して開催するもので、日本仏教彫刻の最高傑作のひとつとして知られる金堂の日光・月光菩薩立像(国宝)がそろって寺外ではじめて公開されます。また、聖観音菩薩立像(国宝)、慈恩大師像(国宝)、吉祥天像(国宝)などの仏像、絵画の至宝に加えて、神像の名品として名高い八幡三神坐像(国宝)や草創期の寺の姿をたどる考古遺物など薬師寺の貴重な文化財をご覧いただけます。

 日本人の心の故郷ともいうべき「まほろば」奈良の都。その中でも最も古い薬師寺の歴史と美のエッセンスをお届けします。

 ・2008年5月20日(火) 入場者が50万人に達しました。
 ・2008年6月4日(水) 入場者が70万人に達しました。

 たしかNHKで日光・月光菩薩立像を中心として紹介された番組を観ていた。「こんな時代だから」たくさんのかたにみていただきたいと僧侶の方々がおっしゃっていた気がする。
 光背をはずされたたずむ日光・月光菩薩。同行のえっちゃんと「陽気な日光菩薩よりも気むずかしそうな月光菩薩が好み」とか互いになんとかかんとかいいながらみており、周囲に「ほうれい線が」とかコメントするカップルも。腰のひねりが美しく、その表情は深々と見入ってしまう魅力をたたえている。ふだん光背をしょっていてみられない背面もあらわに、180度観察。腰のくぼみも筋肉も美しく、おしりはあまりせり上がっていない。その他の展示も、なんてったって天武天皇の時代からつづく寺の仏像さまたちですからね、興味深いにきまってます。そして最後にもう一度日光・月光菩薩を拝みました。
 でも、あまり記憶が定かでないのはその後、平成館以外の本館・法隆寺宝物館・東洋館と隅々まで、まさに脚が棒になるまで見尽くしてしまったため(何度か今までにも観ていたはずなのですが)。古代から近世頃にいたるまでの日本やアジアの貴重な像や日用品、祭事用の品、戦闘用の品、文化を堪能したのです。
 で、いろいろみていると自分の好みがよくわかってくるのですが、建物のミニチュアのようなつくりの空間を模したもの、ちまっとちいさくてこったつくりのもの、動物ものなどは愛らしくて好きですね。あとは、比較的シンプルで素材感のあるものとか。民芸とか好きなものですから。

グーグル画像検索で日光・月光菩薩



つつましい建物。


新緑。うるわし。

 その後、ソフトクリームとせんべいを食べてから上野駅近くのディープな古書店に立ち寄り、お好み焼きの染太郎に向かうもすでになく。そこで、「カレーうどん古奈屋」後、派手な照明の純喫茶「ギャラン」で珈琲とミックスジュースで制作のお仕事についてなど語り合う。


 ちなみに今日は近所の仕掛け絵本の「サブリエル・カフェ」でお茶&読書、帰宅後にBS 2で『時をかける少女』。血を吸い合いたいね。男子と。これは当時原作は読んでいたのだけれど、覚えていなかったなお話。歌も好き。過去も未来も「星座も」こえるから、てのがいい。その後、BS hiで筋ジストロフィーの絵描きさんのドキュメンタリーを食い入るように観る。最近テレビをつければBS 2とhiを交互に観てしまう。よい番組が多い。

オクラとエノキと新タマネギを蒸しました。味つけは穀物酢と土佐酢とレモン汁とショウガ汁と白だしゴマ油。最後に鰹節。最近、大きな失敗をしないコツを身につけてしまい、つまらない。ので、残して温めなおすさいにはたいがい変な味を足すようにしてる。おとなりは大好きなもののひとつ生卵かけごはん。