2006-07-23-sunボートと楽器と初恋

 午後から荻窪駅前でkb氏と待ち合わせ、バスで善福寺公園へ(善福寺川緑地ではありません)。ボートがあったので、乗る。交代でこぎまくる。カモと遊んだり一服したりもしつつ、あっという間に1時間。その後、蚊に30カ所喰われながら楽器練習。はじめはあたしがスティールパンで伴奏を試みていたが、カシオトーンとのデュオの相性によりメロディーに変更。曲目は「夢は夜ひらく」「海」「美しき (アレ? 何だっけ? メモの自分の字が汚くて読めない)」寺山修司選曲懐メロ。テーマは1小節1コード(えへへ)♪ その後、新宿は「王ろじ」にて「とん丼(カツカレー)」950円(写真)。でかいカツが3つものっていて、創業大正10年(だっけ?)。で、武蔵野館へ。
「初恋」
 1968年。時代が熱くうねっていたあの頃。東京の府中で現金輸送車が襲われ三億円が強奪された。人ひとり傷つけずに、わずか数分で。それから40年近くもの月日が流れているのに、わたしの中の喪失感は今も消えない。心の傷に時効はないから…。
 「私は三億円事件の犯人かもしれない」と女子高生が語り出す衝撃の告白と、事件に隠された、どこまでも純粋でどこまでも切ない初恋の思い出。
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 宮崎あおいが主演だから。
 あたしが好まない映画、それは、「感傷」「チープ(陳腐)」「憧れ」を感じるもの。兄ちゃんの病院のシーン以降、これを感じてしまったんだなぁ。よくできた話だとは思うんだけどね。中性的な顔立ちと目力が印象的なあおいちゃんは、「感傷」的な台詞も突き放して好演でしたがね。突っ込みどころ満載な詰めの甘さとかも、ファンタジーととらえればアリなんだけどね。あの時代への「憧れ」に共感もあるんだけどね。ランボー詩集とkb氏情報でのサルトル『嘔吐』。このあたりの選択も陳腐。kbいわく、「時代の限界。すべてまとめてゆるしてあげたい気にはなる映画だった」とのこと。まあ、そうともいえる。
 特筆すべきは、JAZZ BAR「B」で流れるジャズ。これは、富樫春生さんとかの六本木なんたらの演奏でしょうか。なんたらは何だったでしょうか。どうやらサントラ購入できるみたいですね。会場では販売されていなかったようですが。
 で、ウェンディーズだっけ?に寄って、互いの記憶の断片をつなぎあわせながら穴を埋め、帰宅。


 そろそろ外出も飽きはじめた面もあり、今日は家でもやしと豆腐の炒め物、チヂミなどを作って大失敗。深夜お笑いの有田(ジャパネットアリタ)のリズムと口調がツボ。なんでも「ご負担」。ぜひあたしも日常のなかで使ってみたい(存外難しそう)。お仕事をして、そろそろ布団に入ります。