2006-07-18-tueざぼうると「母たちの村」@岩波ホール

田舎の風景

 飯田橋で打ち合わせ1H。その近所でインドカレー。いい加減に歩いておでかけアクセスを検索して、結局、神保町の上島珈琲店に辿り着く。こちらも喫煙席が非常に快適なので、我が社の神保町支店に決定。白桃のアイスコーヒーで1時間半ほど作業。そこから岩波ホールへ。「母たちの村」
西アフリカの小さな村で、割礼を嫌がった4人の少女たちがコレのもとへ逃げ込んで来る。第一、第三ママや子どもたちと暮らすコレは、自分が割礼で苦労し、二人の子どもを死産した経験から、娘には割礼をさせていなかった。少女たちはそのことを知って、「モーラーデ(保護)」を求めて来たのだった。コレはそれを受けるが、伝統に逆らうコレの行為に村の男たちは大混乱になる。そしてモーラーデを止めさせようと、コレに様々な圧力をかけてくる。
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 すべての女性と、「変えるべき何か」があると感じているすべての方に。イスラムを信仰するアフリカの村、という設定だけでも興味深いのだが、近代化の入り口に立ち、悪しき慣習に向かう。クライマックスでは、こみあげること間違いナシ。捨て身のコレ、耐えるコレに、ぐっとくる。でも彼女は、ものすごく強く、太陽のような笑顔をみせる。
 先日、食事しながら「『頭がいい』という判断も主観である」という会話をしていて、我々(?)は、ひとつのコトを100通りに考えたうえで、真実というものがあるとするならば、否、あると信じて、そこに選択を近づけること、というやうな考えをしてまうわけですが、やっぱり、直観力の大切さも思う。状況や(時代等の)背景、私利私欲にとらわれない判断、は難しいから、自分の井戸の底から汲みあげないとだなとかなんとか。で、ここぞっちゅうときには、どうにかと。
 で、もちろん大好きなさぼうるで(先日入ったのは「2」のほう)、この日はパインジュース。入り口の虫の声BGM、気になります。