180分のキス

http://www.kikuchinaruyoshi.com/dernieres.php
の27日の記事を読み
「キスだけ180分」をイメージして行って参りました
http://smash-jpn.com/band/2006/06_dcprg/index.php
DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENDCPRG菊地成孔率いるビッグバンド”デート・コース・ペンタゴン・ロイヤル・ガーデン”日本縦断ツアー!!

  • TOKYO -

7.4 (tue) Shibuya O-EAST
OPEN 18:00 START 19:00
◆GUEST : 万波麻希
4,000YEN (adv.drink fee charged@door)
当日4,500円だったような。


 デートコースのライヴ前にはネットで菊地さんのメッセージをチェック、待ち受けていただく姿勢のイメージでさらにあたしの中で盛り上がります。仕事をしてハチ公前でえっちゃんと待ち合わせ、アジア雑貨屋でなぜか2,000円の帽子に一目惚れ。Yum!chaiで小さな麺と揚げシュウマイ1つと杏仁豆腐と中国緑茶で腹ごしらえ、O-Eastへ。荷物を預けて中央付近前から4列目くらいでしょうか。
 GUEST : 万波麻希さんは見た目はカヒミですが(ちがう?)、クラシカルかつワイルドな歌姫でした。ジャズ+民族etc.てな感じで菊地さんプロデュースといってた人がいました。
 DCPRGは、新曲のテーマはカフカアメリカで、未読ですが、ブルージィだったり、ハリウッドサントラ風だったり、チャイナ入ってたりな感じで、いずれもメロウに美音を聴かせる、菊地クインテット(だっけ?)の夢をデートコースにもつないで、てな感じかと。
 ゲーテではなく、ボードレールの子どもたちである我々は(なんだそりゃ?)、悪の華にもときどき水を与えねばならず、毒をくらわば皿まで、ぐるんぐるんに悪夢に酔いしれて、陽の、ポジティブな面ばかり重視される現代において、こうしてバランスをとらねばならんわけです。本当の美しさは、単なるきれい、では済まされない?のでございます。
 あとは、どうしても「男のロマン」という言葉が頭に浮かんでしまうわけで、それぞれの男の、それぞれのかっこよさ。だったり。菊地さんのロマンティシズムがたまらんのでして、そしてやはり、個々でいうなれば、楽曲はもちろん、Ds芳垣安洋さんとTb青木タイセイさんの音やたたずまいが好みです(必ずヨッスィ見えるポジション確保に走る男性がちらほらいたりします。ライバルです)。
 さらに、エアロビクス的クラブミュージックに汚染された方のダンスはいかなる曲でも2拍子で踊り続けるというものであって、ある意味あなたのダンスまでポリリズムなのだから、すごいとしかいいようがありません(音聴いてるのかは不明。特に、ソロのおいしいところとか)。あとは、ハードコア、メロコアパンクかバンドブーム(?)で見知らぬ人にぶつかりまくってもよいと学んだ方は、あたしにぶつかる気なら実地で鍛えた(嘘)肘鉄とパンチを食らわせますが、ステージ上を盛り上げることにはつながってゆくのやもしれませぬ。まあ、おいらも、人の迷惑顧みず、好きなように踊ってるわけですから、お互いさまということで。ごめんちゃい。
 メロウな新曲が功を奏して不純物が濾過されればとお前もそうだろと突っ込まれそうな中で思わないではありませんが、ピーク時に比べればファン層は落ち着いて行っているのかもしれないので、みなさんこれからも仲良く一緒に楽しみましょう(どっちやねん)! 終わってグレープフルーツジュース一気飲み!

『MUSICAL FROM CHAOS2』CDとDVDのセットで少々お得、買いました。今聴いてます。構造4(寺院と天国の構造)がはじまりました。生きてるなかでの、きらきらした時間です。


 ライヴを観るたびに恋に似ていると感じるのがデートコース。たぶん恋におちたときと同じ脳内ホルモンが分泌するのだと思われる。誰か実験してみてほしい。あなたもあたしと180分のキス、体験してみませんか? なんちて。
 デニーズでイチゴヨーグルトのジュースと小さなサラダを食べて帰宅。音楽があれば生きていけると思ってしまうのであった。構造5(歓楽街と港湾の構造)がはじまったから部屋でも踊らねばならないので、また明晩〜♪