2006-05-21-sun伊東深水

 この日は、荻窪カミュさまと待ち合わせ、総武線にゆらゆら揺られて山手に乗り換え、目黒へ。まずは、中華酒菜「大陸食堂」にて中華定食。
 その後、無料券に誘われて日本橋取材でちょっぴりご縁があり「『素顔の伊東深水』展 〜Y氏コレクションから」で伊東深水以外も含めたY氏のどっかへなっとゆるい趣味をまずは満喫。この展示の興味深い点は、美人画以外の伊東深水を堪能できるところと、膨大なスケッチが残っていることによって完成作品との比較ができたり、「写し」的な要素が垣間見えたりするところこアリ。このスケッチが非常に面白いんですね。カレの固執ポイントが、つまりは「美を感じるポイント」が、手に取るようによくわかるのです。リアルを超えた理想の女と理想の美を求めて、超現実へと彷徨い出し、常に手が動いていたといっても過言ではないくらいスケッチを重ねていたらしく。例えば、袖からちらりとのぞかせる赤。うなじ。指先。後ろ姿の絵はがきなどを購入し、来年2/10からは「チェコ絵本とアニメーションの世界展」があるようなので、ちぇっく。すてきな場所でもありました。
 目黒区美術館を出て水分補給し、目黒川沿いを中目黒まで歩いてケーキを購入。橋のたもとでスタバのコーヒーを飲みながらつまみ食いしていたら、いつの間にやら周囲が休憩ベンチスペースに。カウ・ブックスをのぞいてほしい書籍は手が出ないのを確認し、代官山まで森の中を散歩。クッキーも買って恵比寿までさらに歩き、帰りました。