月日は

はくたいのかかくにして、ゆきこう年もまた旅人なり。つうわけで、勢いで飛弾高山おひとりさま旅の途上よりお届けいたします。

明け方に眠って昼に起き、ネットで検索して新宿へ。平湯温泉行きの高速バスのチケットを券売機で購入。

タワレコにて、どんと『一頭象 どんとスーパーベスト』をかう。この旅には、どんとしかないと思い込んでいたから。生前のどんと本人が密かに考えていた自分ベスト2枚組みで、聴いてみると、海の幸、ROSA LUXEMBURG、BO GUMBOS、ソロと、カラフルに魅せてくれる。あたしが特に好きな曲は、ここには入っていない「おめでとう」ですが、どんとのどこが特に好きかと問われれば、よくしらないけれど、深いテーマやメッセージも、ポップでカラフルな世界中の音楽の境界線を消し去ったメロディで、ユーモアのあるあたたかな歌詞にのせて歌うところ。オープン・マインドなところ。

ルミネ内の禁煙(涙)のカフェではらごしらえ、ブックファーストでなんとなく安部公房砂の女』を、ヨドバシで最安値のポータブルCDとイヤホンを購入。煙草を吸えないまま乗車。

途中、諏訪湖のパーキングに立ち寄り、ごへいもちを喰らったり、湖を眺めながら一服したり。

そういやバスの車内では乗るときに席を誤り、それをきっかけに隣の地元のおっちゃんと暫し交流旅情緒。

そしてあたしは、どんとの『花』と『また逢う日まで(偶然あたしのカラオケおはこ?のひとつ)』を聴きながら、どうしても涙がとまらんかった。

その時心は何かを話すだろう

トンネルを抜けると、そこは雪国だった。まさに。飛弾高山も春だろうと思い込んでいたから、びっくりした。バス停から、新宿でなんとか空きを探した岡田旅館へ。料理は飛弾牛、飛弾の蕪、刺身をはじめ、杏のゼリィまでで満腹。江國香織原作映画『東京タワー』をテレビで観てせつないきもちに。風呂は露天も含め、23時をまわっていたせいかだだっぴろい空間を独り占め、雪見風呂ラブ昔北海道でまいちる雪の中、雪見ワールプール入ったな。

ちゅうわけで、砂の女読んで、どんと聴きつつ寝ます。平湯温泉は、この時期がいちばん静かだそうで、ぽ〜と過ごしたい方には、この旅館含め、おすすめです。貸し切り露天風呂もあるようです。貸し切り露天風呂付きの施設も。

明日は可能なら滝に打たれ、る自分をイメージしながら滝を見て、高山観光といきたいす。

おやすみなさい。ぐっすりと