東京藝術大学大学院美術研究科 先端芸術表現専攻 特別講義

7/2 (土) 東京藝術大学大学院美術研究科 先端芸術表現専攻 特別講義
対談 菊地成孔×伊藤俊治
「21世紀のエキゾティシズム/エロティシズム〜決して行かないこと/決して触れないこと〜」
会場:東京藝術大学美術学部中央棟第1講義室(上野)
入場料:無料
エキゾティシズム/エロティシズム
を聴きに。そのメモメモの、ほんの一部。
『裸体の森へ』伊藤俊治さん(ちくま文庫
『フィツカラルド(Fitzcarrald)』(映画)
エキゾティシズム=地理的・場所に対する他者・他郷・異人
エロティシズム=人に対する他者
無意識=意識に対する他者
「西洋近代における他者性」
ベルトルッチ暗殺の森』『暗殺のオペラ』『革命前夜』
ラスト・タンゴ・イン・パリ
「パリでラスト・タンゴを踊る」
生きることが磨り減っていく←ある種の退廃=官能
ダンディズム・メランコリック
タンゴ=疲れ果てた性を生きていくためのある種の逸脱した方法である。
脱構築
『FAR EAST SUIT』デューク・エリントン
『アフロ・キューバン・ジャズ組曲』MACHITO
リズムのなまり、音程のなまり
メランコリーと速度
クロノス→逸脱→カエロス(好機をつかまえる時間の神)・アエロン(純粋時間)
ルーツの捉え直し=根が失われたときに表れる関係のなかで生きる
時間軸 概念を変えて生きる
ちょっとずれる あえて関係しない
エクスタシー 自分から出て 外に立つ
×二元論  質が変わる

言葉にして、サンプルを引用して、明確に提示される。
その明快さが爽快であったが
勉強不足故、今後、いろいろと触れながら触れずながら
考えていきたい。
非常に好企画、興味深い講義・対談であった。
あと100時間くらい聴きたかった。

飯はガード下近くの鉄火丼屋の四種丼。
珈琲は喫茶店「ナイス」。
話題はもちろん今日の講義。と、人。