4/30sat友のライヴ@下北mona records

 亡くなった中高時代からの友人のご主人(お子さんも亡くなったのだけど、で、その後ちとあって、さらにそれをきっかけにその後のいろいろが引き起こされたりしたこともあったんだけど)が、あたしの友人のライヴに行く(彼は2度目)というので、こういう機会でもない限りなかなか再会もままならぬと思ったし、ライヴをする友人にちとばかし会いたいタイミングだったこともあり、あたしもライヴを観に行くことにする。適当に10人程度にメールを送ったら、前向きな返事がいくつか来て、そのなかのカミュさまとおっくんが来てくれた。この二人は仕事がらみでもその後阿佐ヶ谷でも顔を会わせているのだが、その彼と会うのはもちろん、あたしの友人のライヴもはじめてです。よく来てくれたもんだ。感謝。
 仕事が一段落。開場に多少の余裕をもたせ、下北に到着。洗濯ばさみとハンガーを買いたいと繰り返すあたしの我が侭にカミュさまをつきあわせたうえに道に迷い、ついでに雑貨店とかアレコレ見出す。辿り着いた店で、すばらしいハンガーを購入(洗濯ばさみがついており、さらにがっちりとポールにはまる。使ってみたら角度も自在だったので、ハンガーでお悩みの紳士・淑女の方には、お店をお教えします)。
 ライヴ会場はmona recordsだったのだが、再び道に迷う。まさに地図の読めぬおなごである。すでに満席であったにもかかわらず、壁際の小さな座敷席のテーブルとテーブルのあいだに隙間を作って潜り込むも、ステージはほとんど見えず。開演後に、おっくんがバイクで駆けつけた。最初の女の子の演奏を聴いてカミュさまが、だんだん歌詞が深くなって、声が伸びるようになっていったのは、そういった歌詞のほうが彼女を表したものだからではないかなどの深い感想をおっしゃる。また、壁などをとおして音の振動が伝わるのが気持ちよいとおっしゃっていらしたのは、そのとおり。個人的には、最初の彼女の演奏に関しては、彼女が好きな音楽は理解できる気がする、てこと。友人の演奏はいつにも増してよかったような気がいつもするのは、あたしが実はけっこうファンだからだろうと思われる。この何日間かでもいろんな友人と会ったのだが、あたしの友人の共通点?としては、感受性が強くて打たれ弱いくせに、主張が激しくてわりと頑固。比較的ロマンチスト。彼女の音楽の魅力も、この感受性の強さにあるのではないかと思われる。個人的な彼女自身への思い入れ?もあり、いつも、そして今回はいつにも増して、ぐっときてしまうんであった。
 終演後、掃除中から特別に空間に残らせてもらい、早くもオーダーをして、飲食タイム。話題は何だったっけかなぁ? もう忘れちったよ。でも、棚の『日本のロック映像全集』全3巻を手にとってみていたら、後で窘められた。えぇ、いつも調子に乗りすぎるあたしが悪いんです。いや、このタイトルに対するラインナップを確かめたかっただけなんですよホントうん。で、帰りがけ、嘆く友人に暴言を吐き続けるあたしに暴言で返す友人を窘めるおっくんの直球の魅力を久々に目の当たりにし、不覚にも心を打たれてしまった。そして、のんびりと帰りました。