12/29thuオヤビの意見が聞きたいっ!国から帰ったらぜひ!!

 雪の中を傘ナシでゴミ捨てに出たら、思わず走ってしまった。ドアを閉めてひとこと、「たのちかった〜」と言ったら気が済んだ。夜、オヤビが気になってた銭湯へ行こうと西荻へ。たどりついたのはクアハウスで値段も高かったので、銭湯と云われればからだが銭湯態勢になってしまうあたしはとにかく銭湯を乞う。そこから近所の天狗湯へ。ここの脱衣場は古い学校の保健室や体育館を思わせる。浴場の壁面に描かれた海と島は千葉か伊豆の太平洋側?を思わせる穏やかな銭湯画で、浴槽の隣には密閉されたスチーム湯があり、なかなか好ましく面白い。とりあえずざっと洗って冷えきったからだを湯舟で温める。からだを洗っては湯舟へ、またからだを洗ってはスチームへ、を繰り返すたびに、あたしもオヤビも心臓バクバクに。1時間半〜2時間弱ほどで上がり、あたしはエアコンの前に置いた椅子に上って、頭を乾かす。あ!外で子どもが怒られて泣いてる。「●●!何やってんの!熱あるのに!!」だって。いいな。怒られて(そっちかい)。えと、リビング(c.オヤビ)にて、おお今度は明日にまで打ち合わせがっ!年末年始は干されて10連休だったのだがね。えと、それで、リビングであたしが持参した散達を見つつ計画を練り、オヤビが缶麦酒を空け、あたしが煙草を2本吸ったところで出る。目指すは「おでん 田毎(たごと)」。ようやく辿り着くも閉まっており、ならば柳小路へゆくよりも、せっかくだからこの近所で探そうと提案し、赤提灯を目で追いながら、なんてこたない佇まいの一軒に辿り着く。でも、営業時間などが書かれたものに描かれたイラストが若めだ。もう入ろう入っちゃえと扉をガラガラと開けると、凍りついた空気と遠慮がちな視線に、お邪魔?お呼びでない?とたじろぎそうになる。がしかし、荷物を置いて上着を脱ぎ、酒を頼んで壁のメニューに目をやったり店内を見渡す内、和んでくる。その店は「むし箱」と云う名で、虫の標本があったり映画のチラシが置かれたり、イラストレーターさんの絵がちょこちょことあったり、その息子の書道の字が飾られていたり、緒川たまき樋口可南子(アレ?字を失念)のポスターがあったり、ママを見れば20代(いや案外年上の可能性もなくはない?!)で、客層は当初(3年前)にはもう10歳くらい若めを想定していたそうだが、まあ常連さんのほとんどはいい感じのおやぢさんたちである。飯はシンプル伊豆ベストなたまご焼きも、湯豆腐に入ったエノキも、焼き蕎麦も絶品!ママは大分出身とか。で、この店には魑魅魍魎が集まるとアスカさんがおっしゃる。右隣のミウラーマンさんはどうやらすっころんだそうで右目を腫らして鼻に傷をつくっており、それらをバンダナで隠しながら摩訶不思議な話をする。聞いてるうちに慣れてきて、肉と男とが渾然一体となった象徴詩(いや詩ぢゃナイのだけど)になんだかんだと答え、そのうちに左隣のアキラさんは70歳前後?若いけど。の闘争の歴史や象牙細工の話などにまた点火されて、最近考えている世代の話や(実は今は絶交されたままになってる)友人の話などをして、彫刻を持ち歩けばいいじゃん!とか言って、アキラさんのギター弾き語りワンマンショーへ(もしかして話を煩がられたのやも?!)。店のBGMの話から、はっぴいえんどあがた森魚高田渡、「木綿のハンカチーフ」「知床慕情」(あとなんだっけ?オヤビ頼む)と、カントリーをやっていたというアキラさんはとまらないのであった。適当に弾かれるのに適当に歌をつけて歌ってたら、オヤビから「ワビサビから離れた」とか、適当なことをいうと寝て起きて今はただの酔っ払いになりかけてるアキラさんからもツッコミが入るのであった。満足した帰り道にもあたしは飲めるヤツがうらやましい話をしていたのだが、オヤビに酔っ払いの素養があると言われる。そして今朝になって考えてしまったのは、よっぽど魑魅魍魎の類であるのはよく出会うところの一般的な人?たちであって、こゆ人らは根本的には理解できるよなあてことと、一見さんでそのうえ女2人てのはかなり珍しいといわれたのだが、やっぱり小さな店だから予約をして1人ふらりと行くべき、あとはそこのどなたかから紹介されてデビューすべき店なんであって、2人でのこのことくぐるべきでなきのれんをくぐったのではないかとか、だからといってそんなことゆってたら飲めないヤツはそゆ店には行けないことになるなとかなんとか。やっぱりある種の王道は、近所の行きつけに1人ぷらりなんだろうなと。まあオヤビが強調するとおり、あのママのバランスのよいキャラがすべてを救ってくれるのであろう。まあ、思うところはいろいろなのだが、酒よりむろん飯が、飲みの席での語りよりも素での箸でさしあう会話を好むのだから、いいっちゃいいのだ。学生時代は吐いてはまた酒を飲む自分が言い出そうとすることがすでに面白くて、面白がられて呑んでたこともあったのだがね。とゆわけで平民さんにお返事。あたしにとって酒は必要なものではないのですが、中央線沿線はいくらでも興味深いです。この勝負、あたしは負けに行くのかなんなのかいっそ病院送りにでもなれば明確な疾病名が得られるのではないかなどと考えたりもするわけですが、勝負は勝とうとしなければいけませんでしょうかねぇ。やっぱりねぇ。とりあえず今は3対1になってるから、その分身の術を破ってみせましょうや。
 今夜は友人のライヴに行きます。それまでに賀状だけでもっ!!その前にisfahan♪

番外編
興がのってきた親分に、それをたしなめる兄貴?http://www.imasy.or.jp/~mizutani/s_diary/sdiary.html日記がアップされました。憧れの大掃除を徹底的にやる姿以外については他人でないhttp://www.graphic-art.com/minami/index2.html